ビールの基礎知識

黒ビール発祥の地とは・黒ビールの起源とは

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黒ビール発祥の地とは・黒ビールの起源とは
そもそも、ビールの起源って何なのでしょうか?黒ビールって何処で誕生したのか?当たり前のようにあるビール。しかし、意外と何も知らないのがビールの世界。

黒ビールはどこがルーツなのか?
なぜビールには泡があるのか?
なぜ黒ビールは黒いのか?
ビールの種類ってどのぐらいあるのか?

ホント、ビールの事って知っているようで、何も解っていないのが事実。

さて、こちらでは下記ポイントを踏まえて、『黒ビールのルーツ』に関して解説していきたいと思います。

ビール発祥の地は?黒ビールはどこで誕生した?

ビールの起源

ビールの起源

ビール本来の歴史は、一般的にメソポタミア文明(紀元前3500年~紀元前3000年)の頃から造られていたとされています。

しかし、小麦や大麦などの穀物は、それ以前の紀元前8000年以上昔から栽培されていたと言われています。

ビールの主原料となるそれらの穀物が、既にその時代から作られていたのであれば、ビール造りもその頃より行われていたと推測できるのではないでしょうか・・・。

ビールの起源【その①】ビール発祥の地はエジプト!?

ビール発祥の地はエジプト

現在のビールの原型が出来上がったのは、シュメール人(紀元前4000年程前)の時代に造られていたとされています。

イラク北部のシャルモ遺跡から発掘されたモニュマン・ブルー(当時の生活様式が楔形文字によって刻まれた粘土板)の中に、その頃のビール造りの記録が残されているからです。

これらのビール造りは、その後バビロニアを経由しエジプトへと伝来して行きます。

古代エジプトでは、ビールは賃金や報酬の代わりとして支給されていたようで、ピラミッドを建造する際、労働者の賃金として支払われていました。

その他、ビールは医薬品としても用いられ、女性などは美容のため洗顔などにも使っていたようです。

古代エジプトで広がったビール造りは、地中海を経由しイギリスに上陸し、その後ゲルマンに伝わりヨーロッパ全土へと広がって行きます。

しかし、ギリシャやローマでは穀物栽培があまり適さず、品質の悪いビールしか造ることが出来なかったようです。

その為、この土地で取れる上質な葡萄を使ったワインが飲まれるようになり、いつしか「ビールは粗悪な物」と位置づけるようになったのです。

ビールの起源【その②】ラテンアメリカはもっと早い!?

ビール発祥の地はラテンアメリカ

アマゾン流域とするラテンアメリカでは、メソポタミアよりも古く約1万年以上前から、ビール醸造が行われていたのではないかとされています。

この地域では、当時原料にトウモロコシやキャッサバ(タピオカ)、イモ、果実などで酒造りが行われていました。

特に、トウモロコシやキャッサバを使って造られる「チチャ」は、広い範囲で造られていたようです。

このチチャは、原料を粉上にして口の中に含み、唾液(アミラーゼ)と混ぜ合わせ発酵を促す口噛み酒と呼ばれるものです。

唾液により、トウモロコシに含まれるデンプンを糖に分解して、アルコール発酵出来るようにするのです。

そして、この地域の人々は現在の黒ビールに共通する色の黒い発酵酒も造っていたようです。

主原料となるトウモロコシや、キャッサバを黒く焙煎してから造ることにより、香り高い発酵酒が出来上がったものと思われます。

黒ビールの誕生:黒ビールとヨーロッパ人との出会い

黒ビールの誕生

ビール造りが行われるようになって以来、色に関しては黒(濃色)がビールの色でした。

今のような淡色のビールが造られるようになったのは、ピルスナーが誕生してからのことです。

それ以前までの焙燥技術は、薪や藁などで燻すことにより、幾度と真っ黒な麦芽に仕上がり、ビールの色も黒かったに違いありません。

ラテンアメリカでもそのような黒い発酵酒が造られ、ヨーロッパの人々に少なからず影響を与えたのではないでしょうか・・・。

16世紀~18世紀にかけてヨーロッパ諸国(スペインやポルトガル)の侵略が始まり、1537年、フランシス・ピサロによってインカ帝国が滅亡し、植民地化が進みました。

それに伴い、多くの移民者がヨーロッパ諸国から移住してきたのです。

彼らの中には、アマゾンの奥地へと分け入る者も現れ、必然的に原住民と接触し、この芳ばしい香りのする色の濃い液体に出会うことになったのです。

しかし、この発酵酒をビールと位置づけるのはどうなのでしょうか・・・。

本来、ビールとは麦を主原料とする物ので、これをビールと定義するのは難しいのではないかと思います。

しかし、当時のヨーロッパ人にとってこの黒ビール?は、大変興味があったことには間違いないでしょう。

その理由は、ヨーロッパの醸造人達は、この製法を自分たちの醸造技術に取り入れ、すばらしい黒ビールを造り出す事となるからです。

因みに、20世紀中頃に入ると、ブラジルを一体とするこの地域では、数多くの黒ビールを造る醸造所が設立され、ヨーロッパ諸国の醸造技師(ブルーマスター)の指導の下、ビール造りが行われてきました。

まさに、逆輸入と言ったところでしょうか。

記述がしっかり残されている事から、ビールの起源は、やはり紀元前4000年前のメソポタミア文明が発祥だと定義されているようです。因みに、ビールが誕生したのは「偶然の産物」からだったようで、残り物として放置されていた麦原料の粥に、偶然酵母が入り込み自然発酵でビール(液体のパン)が誕生したとか・・・。

『黒ビール発祥の地とは・黒ビールの起源とは』は以上となります。

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