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ビールのために生まれてきた様な植物


ホップがビールに使われるようになったのは、8世紀頃、ドイツのバイエルン地方だと言われていますが定かではないようです。

それ以前のビール造りでは、例えば古代エジプトのビールには数種類のハープ(ハッカ、ヨモギ、チョウジなど)が現在のホップの代わりに使われていたことが見受けられますが、基本的に今のビールとはかなり違ったものであったのではないでしょうか。

その理由として、ホップという植物が持っている苦味の要素やビールにとっては大切な泡、そして200種類以上の香味成分が含まれているとされる精油成分、などが現在のビールの特徴を引き出しているからです。


ホップ(セイヨウカラハナソウ) このホップという植物はどういったものかと言うと、山地林緑に樹生するクワ科のつる多年草(セイヨウカラハナソウ)で、ビール造りにはその内の雌株のみ使用します。

雄株は基本的に使われることはありません。
その理由は、雄株自体にビールにとって必要な要素があまりないと言うことと、雄株が雌株に授精してしまうとビールに必要な芳香や苦味といった成分を作り出す樹脂や精油成分などが生成されないからです。


要するに厄介者というわけです。

このホップは、雌雄異株で授精することなく単体で増やすことが出来ますので、雄株は栽培されることなく世界中で減少しているようです。
日本でもホップは栽培されていますし、家庭用でも鉢植えで栽培できるような形で売られています。

また日本では野生のホップも樹生していますが、これらは西アジア原産の帰化植物で観賞用などで持ち込まれたものが、そのまま野生化してしまったようです。

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