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世界で造られているラガービール。
その発祥の地はドイツ

ラガービール誕生の地 それはドイツ


ラガービールはドイツが発祥の地

ラガービールが生まれたのは、15世紀。ドイツのミュンヘン(バイエルン地方)でその産声を上げました。

ドイツビールもそれ以前はエール(上面発酵)で造られていましたが、夏場に醸造を行うのはとても大変だったようです。

と言うのも、気温の高い夏場はビール造りにとっては大敵で、特に当時は野生の酵母が使われていたので、エールビールのように酵母が表面に浮き上がるとバクテリアやその他の細菌に感染されやすく、ビールの味が酸っぱくなってしまったそうです。

そこでこの地域の醸造家たちは、アルプスの山中にある洞穴を天然の冷蔵庫としてビールを貯蔵し、酵母も底にたまり外気に触れにくい「下面発酵」を利用していたようです。

冷たい場所で熟成されたビールは、非常に安定感のある味わいに仕上がったのですが(偶然に)、この当時はまだ酵母の働きが解っていなかったのです。
そのため、長い間この製法は理解されることがなかったそうです。

ちなみに「ラガー」とは、ドイツ語で『ラーゲルン=倉庫・寝床・寝かせる』と言った意味で、まさしく倉庫に貯蔵して熟成させるビールなのです。



19世紀の醸造技術の進歩

ビール醸造の技術の進歩

1800年代後半から、技術的にも科学的にも産業革命の一端として醸造技術は大きな進歩を遂げました。

その一つが冷蔵技術です。
ミュンヘンの醸造人ガブリエル・セドルメイルと、ウィーン出身のアニトン・ドレーアによって開発されました。
そして、この開発にも手を貸していたリンデ(ドイツ)が、1837年にアンモニア冷凍機を開発したのです。

これらの発明により、一年を通して安定したビール造りが行えるようになりました。

次に、酵母に関してもこの頃に解明されました。
フランス人細菌学者ルイ・パスツールによって酵母は微生物であることが解り、発酵は酵母によって起こることがわかったのです。

彼は他にも、低温殺菌法(パストリゼーション)というビールを殺菌消毒する上で無くては成らない発明もしたのです。

ちなみに余談ですが、狂犬病のワクチンを作ったのもパスツールです。

これらの技術と産業革命による技術革新が起り、大量生産、安定供給が可能となりました。
それにより、ラガータイプのビールがエールビールに変わり、一挙に世界中で造られるようになったのです。

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