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世界初 ビールの法律:純粋令

ビールの法律:純粋令とは


ドイツの法律:ビール純粋令

1516年。ドイツのバイエルン(当時バイエルン公国)、ヴィルヘルム4世(在位1508年~1550年)によって、この条令がインゴルシュタットの領邦議会で制定されました。
そして、これが世界で最初の食品に対しての法律でもあったのです。

この「ビール純粋令」とは、本来ビールというのは [大麦、水、ホップ] だけで造らなければならないというもので、醸造用の砂糖や添加物、副原料といったものはビールの品質を考える上で、不必要なものだとされてきました。

また、当時のビールにはラベンダーや月桂樹、ネズ、レモンなどの香辛料や果物などが使われ、中にはイヌサフランなどの毒性のあるものまでが含まれていたようです。

それにこの当時、現在のように食料が安定して供給されていたわけでもないので、パン造りにとっては無くてはならない小麦の確保が重要になっていたようです。

その為、食料としては使われない大麦をこの条令に加えたのです。

この法律が制定されたもう一つの理由に、当時北ドイツからバイエルン地方へ評判の良いビール(アインビック、ドルトムントなどの地方)が数多く輸入されていたので、自身のビールをより良いものにすることが必要だったのです。

そして、それによる醸造業からの税の歳入を得るという狙いもあったようです。

1551年には、3つの主原料にもう一つ「酵母」が加えられ、[大麦、水、ホップ、酵母]がビール純粋令の原則となりました。
その後、1906年にはドイツ全土でこの条令が適用されるようになったのです。

しかし、この法律は他の国からの輸入ビールや、他の国への輸出ビールに対しての軋轢となり、1987年ヨーロッパ各国の公式集会によって規制緩和の措置が採られることになったのです。

しかしバイエルン地方では、輸出されるビールに対してこの純粋令を適用していました。

これらの理由から、南ドイツのビールが北ドイツのビールを上回る品質の良さを保ち、今日バイエルン州のミュンヘンは「ビールの本場」と呼ばれるようになったのです。



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