黒ビールの美味しさを伝える専門サイト

アメリカビールの代表的な黒ビール・濃色ビールをご紹介

アメリカンビール


アメリカのビール

アメリカのビール=薄い!
そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

実際、ミラーやバドワイザーなど日本でもお馴染みの大手ビール会社が提供しているビールは、その殆どが国産ビールに劣ってしまうのも事実。

しかし、自由の国アメリカ!
ビール醸造に関する規制も緩く、いわゆるマイクロブルワリーと呼ばれる地ビール業者が数多く存在するのも「大国」、アメリカなのです。

エールタイプ・ラガータイプ問わず、それぞれマイスターが自分のこだわりと発想で素晴らしい地ビール造りを行っています。

また、醸造が行われなくなった古いビールを再現したり、自由なイマジネーションを駆使して、変り種ビールに挑戦するなど、まさにフロンティア精神が息づいているのもアメリカの地ビールなんです。

日本国内で手に入るアメリカの地ビールは、残念ながらほんの一部でしかありませんが、その中から個性溢れる黒ビール・濃色ビールをご紹介できたらと考えております。


アメリカ合衆国 ビールの世界

アメリカのビールは3つの地域に分けられる

世界最大のビール生産国。それがアメリカ合衆国です。
ドイツ辺りが1位だと思われている方も多いかも知れませんが、ダントツでトップです!

アメリカの大手ビール会社1社の生産量が、ヨーロッパ諸国の全生産量に匹敵するほどと言われています。
では、その理由は?

ズバリ!ヨーロッパのどの国よりも人口が多いという点です。

一人当たりのビール消費量から見るとさほど多いとは言えませんが、アメリカ国内で広く満遍なく消費されているのがその理由です。

実際、大手醸造所が造るビールは、チェコのピルスナータイプがベースとなっており、どれも非常にマイルドな味わいとなっています。
これは、広範囲に渡って多くの人に受け入れられる必要がある為、この様な「飲み易い」ビールが生産されているのです。

その為、ラガータイプのキレとコクのある味わいに慣れた日本人やヨーロッパの人々からすると、少し物足りなさを感じてしまのも事実です。

禁酒法

他民族国家でもあるアメリカ。
1620年代にイギリスから渡って来たメイフラワー号によって、初めてビールがもたらされました。
その後、ヨーロッパやラテンアメリカから様々なビール醸造方法が持ち込まれ、個性豊かな地ビールが多く誕生する事となります。


メイフラワー号

しかし、1920年の禁酒法制定により、多くの醸造所が廃業へと追い込まれ姿を消して行く事となります。
その為、アメリカの醸造所の歴史は浅く、禁酒法以後の20世紀初頭からビール文化が本格的に花開く事となったのです。

アメリカのビールは大きく分けて3つ

地域によって大きく変わってくるのが、アメリカのビール。
主にその違いは、3つの地域によって分けられる事となります。それが『北東部』、『中西部』、『西部』です。

特に北東部は、アメリカ最初のビール醸造所が誕生した地でもあるので、歴史的に見てもアメリカのビールにおいて起点となる地域でもあります。

また、中西部では大手ビール会社の一大生産拠点となっており、西部に置いては、開拓精神に溢れた多種多様なアメリカンビールが醸造されています。

北東部のアメリカンビール

ニューヨークを中心とした地域では、とりわけエールビールが盛んに醸造されていました。
その中でも、ロチェスターにある醸造所【ジェネシー(Genesee)】は、1878年創業の老舗ブルワリーとして地元では広く知られています。


ジェネシービール

東部の一部の人々によって愛され続けられているこのエールは、愛情を込めて『ジェニー』と呼ばれています。
しかし、醸造量の多さ(約400万バレル)に反比例するかのように、その知名度は余り広くはありません。実際、アメリカ国内でも広く販売される事はなく、地元で消費されている、まさに「地ビール」のようです。

当然、日本でも取り扱いが無く、お目に掛かる事が難しいエールビールでもあります。


ボストン

北東部のビールは、アメリカ最大の地ビールと言われる「サミュエル・アダムス・ボストンラガー」の誕生により、一気にラガービールが広がりを見せ、エールビールは過去の産物と化していました。
しかし、新たに幾つかのマイクロブルワリーが誕生し、古き良きエールビールを復活させ、活気を取り戻しています。

因みに、そんなアメリカのラガーが誕生したのは、実はフィラデルフィアの地。
1844年頃のようで、繁盛期には100近くもの醸造所があったとされています。まさに、アメリカビールの中心都市でもあったのです。

しかし、1996年のシュミットビールを最後に、老舗醸造所は全て閉鎖される事となったのです。


中西部のアメリカンビール

アメリカ中西部 五大湖

アメリカの中西部とは、中央部北側に位置する五大湖周辺の12にまたがる州を指します。
中西部は、ドイツ系が多く定住した地域という事もあり、バイエルン系のラガービールが醸造されていました。

中でも名の知れたビール製造会社と言えば、ミズーリ州のセントルイスに本社を置く『アンハイザー・ブッシュ』です。

今現在、アメリカの3大ビール会社の一つに連なるこの醸造所は、醸造人で後に後継者となるブッシュのイマジネーションにより、1876年、ボヘミアの王宮御用達醸造所であった『ブドバゼ(バドワイズ)』に因んで、プレミアムビールを全国展開する事となります。
それが、日本でも人気の高い【バドワイザー】です。


バドワイザー

因みにアンハイザー・ブッシュは、2008年にベルギーの『インベブ』によって買収され【アンハイザー・ブッシュ・インベブ】と改名されました。
そして、アメリカのアンハイザー・ブッシュを完全子会社化とし、世界最大のビール製造会社となったのです。


SABミラー

ウィスコンシン州のミルウォーキーでは、1855年に『ブランク・ロード・ブルワリー』という醸造所が誕生します。
後に、フレデリック・ミラーによって買収され、アメリカを代表するビール製造会社【ミラー】へと成長する事となります。

1970年代に入ると、今度はフィリップモリス社に買収される事となり、その経営下においてライトビールが人気を博します。
このビールの成功によりミラーは、アメリカ国内で第2位のビール製造会社となりました。

更に2007年には、イギリスのロンドンが本社で南アフリカに母体を置くSAB(サウスアフリカ・ブリュワリーズ)によって吸収合併され、SABミラー社となりその傘下に下る事となります。
このSABミラーは、他にもピルスナー。ウルケルやイタリアのナストロ・アズーロなどのブランドを所有し、そのビール総生産量は世界2位にまで上り詰めます。

しかし、2016年にアンハイザー・ブッシュ・インベブ社に買収され、SABミラー社は終焉を迎える事となります。

西部のアメリカンビール

先ず、アメリカ西部のビールと言えば、日本でも馴染みのある『クアーズ(Coors)』ではないでしょうか。

そして、そんなクアーズの代名詞とも言えるのが『ペールラガー』。
「アメリカンビールの中でも最も軽くクリーンな味わい!」と言われるその所以は、ロッキー山脈の豊かな水と独自栽培された麦芽とホップを原料に使い、そして「熱処理」を行わないと言うこだわりから来ています。


ロッキー山脈

1873年、ドイツ系移民のアドルフ・クアーズによって、コロラド州のゴールデンで誕生したこのビール醸造会社は、アメリカ国内で初のアルミ缶による販売を行った会社でもあります。
また、2017年現在。年間販売本数も全米2位となり、まさにアメリカを代表するビール製造会社となりました。


クアーズ(Coors)

山の中の学生街でもあるボルダー。陸上選手などの高地トレーニングでも有名な街ですが、実はアメリカのマイクロブルワリーのメッカでもあります。

その証拠に、この山岳地帯にある小さな街では、国内から毎年100以上もの自家醸造ビールが一同に集まり、ビールフェスティバルが開催されています。

その中でも地元ボルダーにあり、マイクロブルワリーの代表的な醸造所と言えば、1979年に創業したボルダー・ビアーカンパニーがあります。
アメリカのマイクロブルワリーの中では、一番歴史のある老舗でもあります。

アメリカにおけるビールの復興(ルネサンス)の地と言えば、カリフォルニア州。しかも、ロスアンゼルスではなくサンフランシスコからです。
その名は『アンカー・スチーム・ビール』。


アンカー・スチームビール

このビールの誕生は、五大瑚周辺の寒い地域で造られていたラガービールを、温暖なサンフランシスコに持って来ることによって誕生しました。
詳細に関してはコチラで »

因みに、2016年にアンカー社の全持ち株分をサッポロビールが取得し、完全子会社化としました。
その為、日本のスーパーなどでも手軽に入手出来る事となったのです。


黒ビール.comがお勧めする「アメリカンビール」一覧

アンカースチームビール/Anchor Steam Beer

アンカースチームビール/Anchor Steam Beer
エールビールのフルーティーさと、ラガービールのコクと丸さを兼ね備えたアンカー社独自のビール・・・

ラガー/Brooklyn Lager

ラガー/Brooklyn Lager
カン・ビールテイスティングコンテストでNo.1を勝ち取り、そのまろやかな味わいは、ニューヨーカーたちに愛され続けています・・・

レッドフック ESB/Redhook ESB

レッドフック ESB/Redhook ESB
イギリスの代表的な黒色エール「ポーター」を忠実に再現した特別な苦味を持つエールタイプのビールです・・・

チョコベアビア/Chocolate Bear Beer

チョコベアビア/Chocolate Bear Beer
ブラックチョコのビターな香りとスタウトのクリーミーな味わいが合わさった新感覚のチョコビール・・・

アンカーポーター/Anchor Porter

アンカーポーター/Anchor Porter
イギリスの代表的な黒色エール「ポーター」を忠実に再現。スタウト程濃厚ではないが、苦味が効いていてしっかりとしたボディーがあります・・・

サミュエル アダムス ボストンラガー/Samuel Adams Boston Lager

サミュエル アダムス ボストンラガー/Samuel Adams Boston Lager
アメリカでNo1の人気を誇る地ビール「サミュエル アダムス ボストンラガー」。ホップの素晴らしい香りとコクのある喉越し。そして、サッパリとした後味は病みつきになる美味しさ・・・

黒ビール.com コンテンツ一覧

黒ビールはどこがルーツ
ビールの歴史はどこから始まったのか
そんな疑問にお答えします

ラガービールの誕生
ラガービールが生まれたのは、15世紀ドイツのミュンヘン(バイエルン地方)でその産声を上げました

日本人とビールとの出会い
日本人とビールとの出会い。日本のビールの歴史はいったい何処から始まったのか

ビール純粋令
1516年、ドイツのバイエルン(当時バイエルン公国)、ヴィルヘルム4世(在位1508年~1550年)によって制定

ビールの基本は2種類
ビールの基本は2種類。ビールの種類はどれ位あるのか

ランビック(自然発酵)
ランビック(自然発酵)は自然の酵母で出来たアメリカビールならではの変わったビールです

ビールに使われる麦とは
ビールに使われる麦芽(モルト)は、どんな麦で焙燥されるのでしょうか

なぜ麦芽でビールを造るのか
なぜ麦芽(モルト)にしてからビールを造るのか
ベースモルトは基本
ビールにとって麦芽(モルト)は主原料であり、ビールの土台を担うのがこのベースモルト

ビールの色を決めるモルト
ビールの色を決めるモルト(麦芽)。ビールに様々見られる色合いは一体どのように創られるのか

ビールのために生まれて きたような植物
ホップの役割とは?ホップの働きには一体どのようなものがあるのか。苦味や香り、そして泡

泡持ちの良さ
ホップの役割として大切なのが泡を創るということ。ビールにとって欠かせない泡はどのように出来るのか

大事な香り付け
ホップの役割で大切なものに香りがあります。ビール独特なあの香りはどのように造られるのか

ビールの決め手!それは苦味
ビールにとって大切な味。それは苦味。その苦味はホップによって造り出されます

酵母の種類
アルコール発酵を促す酵母は幾つかあります。ワイン酵母、清酒酵母、ウィスキー酵母など・・・

酵母の働き
ビール酵母は、ビール造りにだけ使われているわけではありません


Copyright(c) 黒ビール.com. All Rights Reserved. Design by http://f-tpl.com